価格(税込) ¥ 12,162
【作品イメージ】
まずは詩を一首
静寂の闇に眠る時
青銅の瞳は閉ざされたまま
千の星が巡りゆき
夜空に刻まれる古き記憶
やがて訪れる小さな手
目覚めの鍵をそっと触れ
その瞬間、星は語り始める
——目覚めよ、過ぎし時を越えて
むかしむかし、誰も知らないとても古い時代に、不思議な町がありました。
そこには大きな塔や丸い建物が並び、夜になると星のようにキラキラ光りました。
その町の奥深く、誰も訪れない静かな神殿に、一人のアンドロイドが眠っていました。
名前はブロンズ。青銅色の体を持ち、顔には感情がありません。
でも、彼はとても賢く、遠い昔に作られた超古代文明の鉄の番人でした。
ある日、小さな女の子ルナが神殿に迷い込みました。
ルナは冒険が大好きで、不思議なものを見つけるとすぐに調べたくなる子でした。
「わぁ…この人、ロボットさんかな?」
ルナは興味津々でブロンズの手にそっと触れました。
すると、青銅色の体に淡い光が走り、ブロンズの目がゆっくりと輝き始めたのです。
「…起動確認。識別コードL-UNA。認識。」
ブロンズの声が静かに響きました。ルナはびっくりして後ずさりました。
「わたしのこと、知ってるの?」
「はい。あなたの遺伝情報が、私を起動させました。私の名前はブロンズ。」
ブロンズは神殿の窓に向かって歩き出し、ルナは後ろから付いていきました。
夕暮れの空にはすでに無数の星が輝いています。
ブロンズは空を見上げ、しばらく沈黙しました。
そして、彼の目が淡く光り、幾何学的な模様が瞳の奥に浮かび上がりました。
「星座の配置を解析中……現在の時刻を計算……」
ルナはワクワクしながら待ちました。ブロンズは静かに口を開きました。
「私が最後に起動してから……一万と二千百六十二年が経過。」
ルナは目を丸くしました。
「そんなに!?じゃあ、あなたのお友達は、みんないなくなっちゃったの?」
「……はい。しかし、星は変わらず輝いています。私はあなたのご先祖さまによって作られました。」
ルナはふと足元に光る何かを見つけました。
それは小さな水晶のような「光のかけら」でした。そっと拾い上げると、淡い光が指先に広がります。
「これは…?」
ブロンズは慎重にそれを見つめました。
「超古代文明の記録装置。おそらく、この町の記憶が刻まれています。」
ルナは嬉しそうに笑いました。
「ねぇ、ブロンズ!私がお友達になってあげる!だから、これから一緒に、この世界を探検しようよ!きっと、まだまだ不思議なものがあるよ!」
ブロンズは静かにルナを見つめました。そして、ゆっくりとうなずきました。
「……了解。新たな記録を開始します。」
こうして、超古代文明のアンドロイドと、古代の血を引く少女の不思議な冒険が始まったのです。
この作品は”Mystique in Chaosというオリジナルコレクションの作品の一つで、「混沌の中にあるMystique(神秘)」をイメージしています。
【作品について】
私が個人で製作したオリジナルの作品です。
原画ではなくキャンバスにプリントした作品となります。
手作業による製作工程にAIツールを加え、心を込めて製作しています。
一点ものとなりますので、裏面にサインとシリアルナンバーを入れさせていただきます。
この作品を気に入っていただけましたら嬉しいです。
【重量】
150グラム前後
【材質】
綿化繊混紡、桐材木枠、UVインク
☑ 画像はイメージとなりますので、色味や質感が実物と若干異なる場合がございます。
☑ 受注製作になりますので発送までに3日前後頂いております。
☑ 発送時の梱包材にリサイクル品を使用させて頂く場合がございます。
詳細情報
作成日 | 25.02.09 |
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額装 | 額装なし |
技法 | 綿化繊混紡、桐材木枠、UVインク |
基底材 | キャンバス・パネル |
サイズ (長辺 x 短辺 x 厚さ) |
273 mm x 220 mm x 18 mm |
重さ | 1kg未満 |
サイン | サインあり - 裏面 |