価格(税込) ¥ 13,789
【作品イメージ】
***
影を知らぬ
少女はひとり
緑の瞳に
空を映し
そよぐ木々と
語らいながら
世界の調べを
聴いていた
されど運命は
囁きかける
目覚めよ
運命の時は近い
迷いの森に
光が差し
黄金の王子と
出会うとき
***
深い森に育まれし少女、セラフィナは、
鮮やかな新緑の瞳と深緑の髪を持つ、美しく神秘的な人間の女性だった。
彼女は自然と調和しながら静かに暮らしていたが、ある日、エヴァーグロウの森の奥深くでエルフの王子・エリオンドと運命的な出会いを果たす。
金の髪を持ち、鋭い眼差しを湛えるエリオンドは、王族としての気品を纏っていたが、その声には静かな苦悩が滲んでいた。
やがて二人は心を通わせ、互いに惹かれ合う。だが、エリオンドにはすでに政略結婚が決まっていた。
相手は隣国の高貴なエルフの姫、リナエラ。この結婚は、氏族の結束を強めるための重要な儀式だった。
セラフィナは己の想いを押し殺し、彼との距離を置こうとする。
だが運命は、二人を試すかのように、新たな脅威をもたらした。
闇の大軍が、突如としてエルフの王国へ侵攻したのだ。
オーク、ゴブリン、トロルからなる漆黒の軍勢が、リナエラの国を蹂躙する。
リナエラの父と兄は民を守るため奮戦するも、非業の死を遂げた。
若き姫は、王国の命運を背負う新たな女王となる。
エリオンドはリナエラと祖国を守るため、兵を率いて戦う決意を固める。
セラフィナもまた、彼と共に戦う道を選び、短期間の訓練で眠れる魔法の力を覚醒させた。
自身の意外な才能に驚く彼女だったが、その血には偉大なる魔術師の系譜が秘められていた。
家族から明かされた真実を胸に、セラフィナは祖先がかつて使役した魔界の王・ヴェルザリウスを召喚する。
ヴェルザリウスは古の契約に縛られていたが、自由を得ることを条件に最後の忠誠を誓う。
こうして前代未聞の“魔界とエルフの連合軍”が結成され、熾烈な戦いの幕が上がった。
戦場は、混沌と激情に満ちていた。
セラフィナは森の力を操り、風や木々を武器に闇の軍勢を討ち倒していく。
やがて最終決戦の場に現れたのは、闇の軍を率いる巨大なトロル・グラウザーク。
彼こそが、リナエラの父と兄を討ち取った宿敵であった。
だが、エルフの剣も魔法もグラウザークには通じず、エリオンドとリナエラは窮地に陥る。
そのとき、セラフィナとヴェルザリウスが立ち上がった。
森の精霊や妖精たちの魔力を集め、セラフィナは“光の剣”を手にする。
ヴェルザリウスがグラウザークの動きを封じた刹那、
渾身の一撃が放たれ、光の刃は闇を貫いた。
凄烈なる戦いは、ついに終焉を迎えた。
戦後──
セラフィナはエリオンドの王国に迎え入れられ、人間でありながらエルフの王子の妃となる道を選ぶ。
彼女の魔法は国を繁栄へと導き、
一方、ヴェルザリウスもまた古の契約から解き放たれた。
自由を得た彼は魔界へと帰還するも、エルフとの交流は続き、
後に魔界へと渡った一部のエルフたちは“ダークエルフ”として新たな種族を築いた。
リナエラもまた、国の再建に尽力し、忠勇なる将軍と結ばれ、王国の未来を築いていく。
セラフィナ、エリオンド、リナエラ──
それぞれが己の道を歩みながらも、
変わらぬ想いとともに、平和を守り続けた。
エヴァーグロウの森は、“永遠の愛の森”として語り継がれる。
そして、セラフィナの瞳は、いつまでも新緑のように輝き続けるのだった。
この作品は”Mystique in Bloom”というオリジナルコレクションの作品の一つで、
「幻想的な世界観の中にある花々とMystique(神秘)」をイメージしています。
【作品について】
私が個人で製作したオリジナルの作品です。
原画ではなくキャンバスにプリントした作品となります。
手作業による製作工程にAIツールを加え、心を込めて製作しています。
一点ものとなりますので、裏面にサインとシリアルナンバーを入れさせていただきます。
この作品を気に入っていただけましたら嬉しいです。
【重量】
150グラム前後
【材質】
綿化繊混紡、桐材木枠、UVインク
☑ 画像はイメージとなりますので、色味や質感が実物と若干異なる場合がございます。
☑ 受注製作になりますので発送までに3日前後頂いております。
☑ 発送時の梱包材にリサイクル品を使用させて頂く場合がございます。
詳細情報
作成日 | 25.02.27 |
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額装 | 額装なし |
技法 | 綿化繊混紡、桐材木枠、UVインク |
基底材 | キャンバス・パネル |
サイズ (長辺 x 短辺 x 厚さ) |
273 mm x 220 mm x 18 mm |
重さ | 1kg未満 |
サイン | サインあり - 裏面 |