価格(税込) ¥ 13,360
【作品イメージ】
まずは詩を一首、
雪のささやきと花の吐息
混じりあい生まれた小さな光
白き肌に淡桃の髪
緑の瞳は森を映す
雪は舞い 花は揺れ
そっと紡ぐ優しき魔法
ふたつの世界をつなぐ声
ユキハナは微笑む
むかしむかし、風のそよぐ森の奥深くに、小さな精霊の村がありました。
そこには雪の精霊たちと花の精霊たちが仲良く暮らしていました。
ある冬の朝、雪の精霊の王さまと、花の精霊の女王さまの間に、小さな女の子が生まれました。
彼女の名前はユキハナ。
ユキハナは、お父さまのように白く透き通る肌を持ち、お母さまのようにやさしいピンク色の髪をしていました。
瞳は春の芽吹きを映すような淡い緑色で、ふんわりとうねる髪が風に揺れるたび、雪と花の魔法がそっと舞い上がりました。
けれど、ユキハナにはひとつ悩みがありました。
雪の精霊たちと遊べば、体はぽかぽかになりすぎて雪が溶けてしまい、花の精霊たちと遊べば、冷たい風が吹いて花びらが震えてしまうのです。
「わたし、どちらの世界でも迷惑をかけてしまう……。」
悲しくなったユキハナは、そっと森の奥へ歩いていきました。
やがてユキハナは、大きな湖にたどり着きました。
湖は鏡のように静かで、ユキハナの姿を映していました。
「どうして、わたしは雪と花、両方を持っているの?」
湖にたずねるようにささやくと、風がふわりと吹いて、湖面がきらめきました。
そのとき――
湖の中から、小さな光の粒がふわりと浮かび上がりました。
「ユキハナ、きみの魔法は特別なんだよ。」
それは森の精霊たちの声でした。
「きみが笑うと、雪はやさしく舞い、花はそっと芽吹くんだ。」
ユキハナがそっと手を伸ばすと、雪の結晶がきらめき、そこに花びらがふんわりと重なりました。
そのとき、ユキハナは気がつきました。
「わたしは、雪と花をつなぐ精霊なんだ。」
それからユキハナは、自分の力を大切にするようになりました。
冷たい雪の世界にも、あたたかい花の世界にも、やさしく微笑みながら歩いていきました。
そして、彼女が通るところには、雪と花が一緒に舞う、不思議な風景が生まれるようになりました。
この作品は”Mystique in Bloom”というオリジナルコレクションの作品の一つで、
「幻想的な世界観の中にある花々とMystique(神秘)」をイメージしています。
【作品について】
私が個人で製作したオリジナルの作品です。
原画ではなくキャンバスにプリントした作品となります。
手作業による製作工程にAIツールを加え、心を込めて製作しています。
一点ものとなりますので、裏面にサインとシリアルナンバーを入れさせていただきます。
この作品を気に入っていただけましたら嬉しいです。
【重量】
150グラム前後
【材質】
綿化繊混紡、桐材木枠、UVインク
☑ 画像はイメージとなりますので、色味や質感が実物と若干異なる場合がございます。
☑ 受注製作になりますので発送までに3日前後頂いております。
☑ 発送時の梱包材にリサイクル品を使用させて頂く場合がございます。
詳細情報
作成日 | 25.02.07 |
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額装 | 額装なし |
技法 | 綿化繊混紡、桐材木枠、UVインク |
基底材 | キャンバス・パネル |
サイズ (長辺 x 短辺 x 厚さ) |
273 mm x 220 mm x 18 mm |
重さ | 1kg未満 |
サイン | サインあり - 裏面 |