価格(税込) ¥ 300,000
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金、銀の絵の具が使われているため、見る角度により偶発的な変化が楽しめます。
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浮遊する水滴の中の金魚。水滴は限られた生命環境としての惑星のメタファー。脆く儚い水滴を惑星(地球)に例えることで、世界の危機的状況を表現した。掛け替えの無い生命を表現したかった。
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人の役に立たない金魚は、純粋に人から愛されるだけの存在。
金魚には、人間の生活圏から隔絶された人工の池の断面とも言うべき癒しの空間、水槽(金魚鉢)が用意された。
金魚は主に東アジア、日本で寵愛されている。
アートがアートのためだけに存在するように、愛されるためだけに存在する。それこそがペット本来の意味である。
私の好きな歌川国芳も金魚を好んでモチーフとした。
やはり、彼も人の生活の中に溶け込む全くの無駄な余剰物、言ってみれば、贅沢品にホッと落ち着くような癒しを発見していたのだと思う。
今と変わらぬ光景が江戸時代から続いていたことが想像される。
金魚も人の歴史の中で人と共に暮らすうちに品種改良なども行われ、より人々の嗜好に寄り添うようになり、自らも自然にそのように進化したはずだ。
このように金魚には、歴史や、人々の心が投影され、結果、愛されることに特化した。
詳細情報
作成日 | 2024.01 |
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額装 | 額装なし |
技法 | acrylic & oil on canvas |
基底材 | キャンバス・パネル |
サイズ (長辺 x 短辺 x 厚さ) |
727 mm x 727 mm x 63 mm |
重さ | 1kg〜2kg |
サイン | サインあり - 表面 |